(株)長谷工コーポレーションは6日、2010年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~6月30日)の連結売上高973億8,900万円(前年同期比▲17.9%)、営業利益31億1,300万円(同 ▲39.5%)、経常利益32億4,800万円(同▲28.7%)、当期純利益15億8,600万円(同14.8%増)。
セグメント別にみると、建設事業では合計12件のマンション工事を受注。また、「BELISTA流山おおたかの森」(千葉県流山市、総戸数123戸)等を竣工したが、前年同期と比較して完成工事件数および大型物件が少なく、売上高は前年同期比▲36.1%の563億円、営業利益19億円(同▲59.4%)となった。
不動産事業では、完成物件を中心に販売活動を実施。大規模物件の建築受注等を目的とした不動産の取扱件数は増加したが、ハワイ州オアフ島で推進中の戸建分譲が金融危機以降の買控え等により売上が減少、販売費が増加した。その結果売上高は267億円(同88.6%増)と伸長、営業利益2億円(前年同期:営業損失3億円)となった。
賃貸および管理事業は、積極的な営業展開により同社施工物件以外でも管理受託を拡大したことなどもあり、伸長。売上高142億円(前年同期比14.0%増)、営業利益12億円(同130.9%増)となった。
なお、通期では、連結売上高4,700億円、営業利益190億円、経常利益135億円、当期純利益70億円を見込んでいる。