穴吹興産（株）は12日、2009年6月期決算を発表した。
当期（08年7月1日～09年6月30日）の連結売上高669億2,900万円（前期比3.1％増）、営業利益21億4,440万円（同▲31.0％）、経常利益13億1,300万円（同▲44.0％）、当期純利益8億9,700万円（同5.1％増）となった。
主力の不動産関連事業においては、医食住を複合的に組み合わせた「アルファMタウンプロジェクト」（香川県高松市）に取り組み、厳しい環境下においても着実な成果を挙げた。また、収益の高い買取り再販ビジネスにも参入し、第1号案件となる「リュクス鎌倉湘南オーシャンビュー」（神奈川県鎌倉市）は約2ヵ月で契約完売するなど順調に事業化。一方、07年の建築基準法改正の影響により当期の第4四半期に分譲マンションの竣工および引渡しが集中したことによる売上計上戸数の減少、および売上値引きの増加が影響し、売上高539億8,500万円（同4.5％増）、営業利益19億6,100万円（▲同31.6％）となった。
なお、次期については、連結売上高701億1,800万円、営業利益22億9,800万円、経常利益14億3,900万円、当期純利益7億2,000万円を見込む。