(株)ネクストは25日、賃貸マンスリーレポート「HOME'Sマーケットレポート 2009年7月度」(賃貸:首都圏)を発表した。
同レポートは、同社が運営する住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」の物件データベースをもとにまとめたもの。対象地域は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県。
7月度の首都圏賃貸マンションの物件数は、21万8,112件(対前年同月比11.9%増)、平均賃料は8万8,300万円(同▲1.9%)、平均面積は40.53平方メートル(同1.1%増)、平均敷金は1.45ヵ月分(同▲5.2%)、平均礼金は0.81ヵ月分(▲12.4%)であった。
平均坪賃料が漸減したほか、平均礼金・平均敷金割合が下落傾向となった。全問合せ物件中、敷金0物件の割合は20.7%、礼金0物件の割合は37.4%。
首都圏賃貸アパートの物件数は11万7,606件(同15.4%増)、平均賃料は6万500万円(対前月比▲1.1%)、平均面積は32.43平方メートル(同0.5%増)、平均敷金は1.24ヵ月分(同▲8.5%)、平均礼金は0.7ヵ月分(▲9.7%)であった。
下落傾向を続けてきた平均敷金・平均礼金が09年6月を底として上昇傾向に転じている。
登録物件の間取り別では、首都圏全体で、1DKアパート物件の登録数が大幅減。最大では 埼玉エリアで対前月比▲18.9%の大幅供給減となった。
また、平均礼金・平均敷金割合の低い物件から優先的に成約が進んだためか、すべてのエリアで1DKアパート物件の平均敷金・平均礼金の割合がともに大幅上昇傾向を見せた。