不動産総合情報サービスのアットホーム（株）は26日、同社ネットワークにおける2009年7月の首都圏賃貸物件市場動向を発表した。
同月の物件登録数は、居住用が4万104件（前年同月比2.7％増）と、前年同月比で2ヵ月連続のプラスとなった。事業用は4,398件（同▲4.1％）と、3ヵ月連続のマイナスとなった。
居住用物件の成約数は、1万5,712件（同▲7.9％）と、前年同月比で2ヵ月連続のマイナス。
エリア別では、東京23区 6,903件（同▲10.3％）、東京都下1,410件（同13.0％増）、神奈川県4,773件（同▲11.1％）、埼玉県1,414件（同1.1％増）、千葉県1,212件（同▲10.4％）。
二ケタ増が続いた千葉県がシングル向けアパートの不調で大幅減に転じたほか、埼玉県も微増に止まったことにより、6月より減少幅が拡大した。一方、都下はシングル・カップル向けマンションなどが好調で3ヵ月連続増となった。
1平方メートル当たりの成約平均賃料は、マンションが2,630円（同▲0.4％）、アパートが2,000円（同▲3.4％）。1戸当たりの成約平均賃料はマンションが10万円（同▲4.1％）、アパートが6万4,200円（同▲0.3％）となった。