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09年一級建築士試験、学科試験合格率は19.6%/国交省

 国土交通省は8日、2009年一級建築士試験の「学科の試験」合格者を発表した。

 09年7月26日(日)に全国59会場で実施された同試験の実受験者数は4万2,569人(08年:4万8,651人)で、そのうち合格者は8,323人(同7,364人)、合格率は19.6%(同15.1%)となった。

 合格者の属性は、学歴・資格別では「大学」が65.2%、「二級建築士」が22.8%、「各種学校」が7.6%。
 年齢別では、「30 歳~34歳」が30.3%でトップ。以下、「27歳~29歳」が21.2%、「35歳~39歳」が18.0%、「24歳~26歳」が16.3%、「40歳以上」が14.2%となった。

 合格基準点は、学科1(計画)が11、学科2(環境・設備)が11、学科3(法規)が16、学科4(構造)が16で、学科5(施工)が13で、総得点97点。
 なお、今年から試験の構成等が大きく見直され、合格基準点について、各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度を基本的な水準として想定していた。しかし、得点が想定より著しく高かったことから、上記合格基準点となった。

 学科試験の合格者を対象にした「設計製図の試験」は10月11日(日)に実施され、最終的な合格者の発表は12月17日(木)に行なわれる予定。


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