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住宅履歴情報サービス手がける新会社設立/ナイス

 ナイス(株)は7日、住宅履歴情報の蓄積・活用支援を手がける新会社「プロパティオン(株)」(横浜市鶴見区、代表取締役社長:西 裕史氏)を設立。ナイスが運用してきた住宅履歴情報システムの運用・管理を移管した。

 ナイスは2003年から、住宅履歴情報のデータベース構築を手がけ、07年に自社供給マンションの居住者を対象にした住宅履歴情報の共有システムを導入。09年6月には、国土交通省の長期優良住宅先導的モデル事業に採択された住宅履歴情報システムの運用を開始し、これらのデータベースにより、一戸建住宅1,426棟、マンション52棟4,395戸(09年8月末現在)の住宅履歴情報を管理している。

 新会社は、これら住宅履歴データベースの運用管理を引き継ぎ、住宅履歴情報整備検討委員会(委員長:野城智也東京大学教授)が実施する社会実験にも参加。その実用化に貢献していく。システムについても、マンション、一戸建住宅のいずれにも利用できるよう再構築を進め、中小工務店建設会社不動産会社など住宅関連業界全般から、住宅履歴情報の受け入れていく。

 また、建材・住宅設備機器メーカーや建設会社、設計事務所などに資本参加を呼びかけ、運営体制の強化を図っていく予定。


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