(株)ビルディング企画は8日、2009年8月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報」を発表した。
同月の東京主要5区の大型ビル平均空室率は、7.20%(前月比0.41ポイントアップ)。18ヵ月連続の上昇となり、5年5ヵ月ぶりに7%台に突入した。
最も空室率が上昇したのは港区の7.61%(同0.87ポイントアップ)。次いで千代田区の5.58%(同0.53ポイントアップ)。港区の空室率上昇は、5,000坪を超える大型テナントの移転によるもの。千代田区も、経費節減を目的とした移転やフロア返却の動きが顕著となった。その他3区は、新宿区が10.32%(同0.41ポイントアップ)と10%台に突入。中央区は3.77%(同▲0.13ポイント)、渋谷区8.74%(同0.36ポイントアップ)。
一方、平均募集賃料は、坪当たり2万5,042円(同▲449円)と、12ヵ月連続の下落。