(財)日本賃貸住宅管理協会レディース委員会(委員長:北澤艶子氏)は10日、オーナー対応をメインテーマとしたセミナーを開催。55名が参加した。
冒頭、同委員会・委員長の北澤艶子氏は「一つひとつの細かい事柄の積重ねにより、安定を得られるのがわれわれの仕事。女性は元来、粘り強くて不況に強い性質を持っているので、さまざまなトラブルに丁寧に対応でき、ひいてはユーザーの信頼を得ることにつながる。女性の頑張りで、不動産業界のレベルアップに努めたい」とあいさつした。
第一部では、実務編として、日管協総合研究所・研究所員の本田勝祥氏が「増加するオーナーのクレーム-管理会社の対応策とは」と題した講演を実施。“クレームを軽視する”“感情的に対応してしまう”など、クレーム対応5つのタブーを挙げた後、“会社の視点ではなく、社会の視点で判断する”といった、タブー克服のための心得などを述べた。
また第二部では、税務コンサル編として、税理士・エクスプレス・タックス代表取締役の飯塚美幸氏が「“急死”“経営難”税務の基礎知識がオーナーのピンチを救う」をテーマに講演を行なった。