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首都圏居住用賃貸成約数、全エリアで前年割れ/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社ネットワークにおける2009年8月の首都圏賃貸物件市場動向を発表した。

 同月の物件登録数は、居住用が3万4,560件(前年同月比9.2%増)と3ヵ月連続のプラス。逆に事業用は3,709件(同▲2.8%)と、4ヵ月連続のマイナスとなった。

 居住用物件の成約数は、1万2,750件(同▲5.6%)と、3ヵ月連続の前年割れ。エリア別でも、東京23区 5,667件(同▲4.1%)、東京都下971件(同▲1.9%)、神奈川県4,091件(同▲6.0%)、埼玉県1,089件(同▲0.9%)、千葉県932件(同▲19.2%)と全エリアで減少した。ただし、東京23区や神奈川県では減少率が縮小し、持ち直しの動きもみられた。

 一方、1平方メートル当たりの成約平均賃料は、マンションが2,660円(同1.5%増)、アパートが2,010円(同0.0%)。1戸当たりの成約平均賃料はマンションが10万4,400円(同3.6%増)、アパートが6万5,900円(同1.5%増)。新築・中古別では、新築マンションが11万2,600円(同▲1.9%)、中古マンション10万2,800円(同5.2%増)、新築アパート7万6,500円(同6.5%増)、中古アパート6万3,900円(同0.3%増)。中古マンションが、大型ファミリー向けの成約が堅調なため、上昇基調が続いている。


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