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前期までのたな卸資産圧縮等が奏功し利益改善/インテリックス10年5月期第1四半期決算

 (株)インテリックスは1日、2010年5月期第1四半期決算を発表した。

 当期(09年6月1日~8月31日)の連結売上高は74億1,000万円(前年同期比▲30.5%)、営業利益3億6,700万円(前年同期:営業損失4億円)、経常利益2億2,300万円(同:経常損失6億1,900万円)、当期純利益2億400万円(同:当期純損失6億2,200万円)。仕入の厳選により物件あたりの粗利益率が順調に回復。加えて、前期までにたな卸資産の圧縮と健全化に努めた結果、当期における棚卸評価損は4,500万円(前年同期:6億2,700万円)にとどまり、売上総利益も大きく改善した。

 主力の中古マンション再生流通事業は、販売件数が291件(前年同期比▲19.6%)、平均販売価格2,244万円(同▲20.5%)となり、売上高は65億3,200万円(同▲36.1%)を計上。件数・価格とも前年同四半期を下回ったものの、想定している販売計画に対しては堅調に推移した。マンションによる賃貸収入売上1億1,100万円(同5.6%増)などを計上した結果、同事業全体の売上高は66億5,300万円(同▲35.8%)、営業利益は3億8,000万円(前年同期:営業損失3億1,000万円)となった。

 その他、ビル・戸建・土地等の販売売上高が5億1,500万円(前年同期比767.7%増)と大幅に増収。また、その他不動産による賃貸収入売上1億6,700万円(同▲14.3%)などを計上し、その他事業全体で売上高は7億5,700万円(同144.9%増)、営業利益は9,000万円(同137.5%増)となった。

 通期は、売上高120億7,800万円、営業利益6億6,200万円、経常利益3億3,100万円、当期純利益3億2,100万円を見込んでいる。


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