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団塊ジュニア向けコンパクト商品「SMART STYLE『C』」、10日から発売/ミサワホーム

「SMART STYLE『C』」外観イメージ
リビングは廊下や階段ホールをリビングに取り込むセンターリビング設計を採用
1階と2階の間の踊り場を活用した「ステアライブラリー」

 ミサワホーム(株)は6日、木質系戸建住宅の主力商品ブランド「スマートスタイル」シリーズに新商品「SMART STYLE『C』」をラインアップ、10日から沖縄県を除く全国で販売を開始すると発表した。

 今後新たなボリュームゾーンとなることが期待されている、24~33歳のポスト団塊ジュニア世代をメインターゲットに開発した商品。床面積100平方メートル前後のコンパクトな住宅へのニーズに対応している。

 LDKはセンターリビング設計による「従来型だと42坪程度の商品に相当する」(商品開発部長・白浜一志氏)24畳大の広さを確保。階段下の「マルチ収納」やロフトなどで、収納率も16%を達成した。
 また広めの階段踊り場を書斎として活用する「ステアライブラリー」を提案。その他実際より広く活用できるような工夫を随所に凝らしている。

 なお、屋根、バルコニー、アクセントサッシ、外装材の組み合わせ次第では、数千ものパターンが実現できる。「企画型でありながら自由度を高めた」(同氏)ことで、自分らしさを重視し、身の回りのプレーンなものをライフスタイルにアレンジ、個性を表現する傾向にあるメインターゲット世代に訴求していく、としている。

 木質パネル接着工法で、反転プランを含め24プランを用意。「ステアライブラリー」の切妻屋根の33坪タイプで、参考価格坪単価47万3,000円。年間500棟の販売をめざす。

 また、同商品の発表会で会見した同社代表取締役・竹中宣雄氏は、「新設着工戸数・受注状況の落ち込みが激しいなか、前期については公表の経常利益予想をクリアできそう」としたうえで、「下期はリフォーム事業の拡大のほか、木造軸組住宅の本格展開、お掃除サービスやビル耐震診断事業等の新規事業への本格参入などに注力していく」と語った。


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