中村建設（株）（静岡県浜松市、代表取締役社長：中村信吾氏）は13日、事業主の破たんによって工事が中断されていた愛知県稲沢市内の分譲マンションを、新たに「（仮称）クレメント稲沢」（愛知県稲沢市、総戸数35戸）として事業化すると発表した。（株）穴吹工務店と工事請負契約を締結し、10月中旬より未施工部分の工事を開始する。
同物件は、敷地面積1,545.14平方メートル、延床面積3,342.44平方メートル、鉄筋コンクリート造地上6階建て。事業主が民事再生を申し立てたため、建物の杭・基礎工事を施工した段階で中断されていた。
中村建設は、各種品質記録や建設住宅性能評価における評価機関の検査報告書などから品質が良好であることを確認し、未施工部分の工事を開始するための事業パートナーとして、マンションディベロッパーの穴吹工務店を選出した。
穴吹工務店は、分譲マンション「サーパス」を自社施工するノウハウを有するとともに、2009年7月に「ソリューション営業部」を新設し、全国に散見される工事が中断したマンションの請負事業等にも積極的に取り組んでいく体制を構築している。
竣工は2010年5月下旬を予定。