(財)日本地域開発センターは15日、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2009」の応募受付の開始にあたり、応募説明会ならびに講演会を開催した。
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」は、省エネルギーの観点からオール電化住宅のトップランナーを表彰し、省エネルギー住宅のいっそうの発展、普及等を促していく目的で創設されたもの。
3回目となる09年度のテーマは、“外皮と設備をセット”で考えた、トータルでスマート(省エネルギー)な住宅。選定基準は、(1)外皮と設備を一体として評価した場合のエネルギー効率値、(2)トータルな省エネルギー性能向上のための工夫と先進性、(3)他の性能と省エネルギー性とのバランス・連携、(4)応募した省エネ住宅の普及に関わる取組み、の4項目。また今回の募集より、省エネ指標の算定は、国の基準との無用な混乱を回避するため、総合基準(住宅事業建築主の基準)の計算方法に準拠することとした。
選考対象は、09年1月1日~12月31日に竣工実績(およびその予定)を持つ住宅シリーズ等で、応募期間は10月14日~11月20日。
なお、説明会に先立ち行なわれた講演会では、東京大学大学院工学系研究科教授で同審査委員会副委員長の坂本雄三氏が、「温暖化問題と建築行政」「住宅の省エネ技術」をテーマに講演を行なった。
応募先および問合せ先は、同センターホームページ(http://www.jcadr.or.jp/)、または電話03-3501-6856まで。