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横浜みなとみらい21地区でオフィスビル着工/三井不動産

「(仮称)横浜三井ビルディング」完成予想図

 三井不動産(株)は16日、オフィスビル「(仮称)横浜三井ビルディング」(横浜市西区)を着工した。

 同建物は、JR東海道線線「横浜」駅徒歩5分に立地する、地上30階建て、延床面積約9万平方メートルのオフィスビル。横浜市などが開発を進めてきた「みなとみらい21地区」のなかで最も横浜駅に近い「67街区」内のフラッグシップタワーとなる。

 外観は、海に向かって滑らかな曲線を描くスカイラインとし、周辺のウォーターフロントの景観に溶け込むデザインとした。オフィスは、1フロア約560坪。非接触型ICカードによるセキュリティシステム、きめ細かいコントロールが可能な空調システムなどを採用。外装計画による熱負荷の抑制、自然エネルギーの有効利用、高効率の省エネ型照明器具の採用等により、建物の環境性能格付け制度である「CASBEE横浜」で最高位のSランク取得をめざす。

 また、テナントとして国連組織との人的交流や発展途上国への支援活動を行なう「国連WAFUNIF日本アジア機構」、次世代テクノロジーを開発する企業を発掘・育成する(仮称)「フューチャーラボ」、横浜国立大学「未来情報通信医療社会基盤センター」のサテライトオフィス、世界的な鉄道模型の製作・収集家である原信太郎氏の所蔵品を中心にした(仮称)「世界鉄道模型博物館」などを誘致する。

 なお、完成は2011年12月予定。


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