野村不動産(株)は16日、同社と三井不動産レジデンシャル(株)、三菱地所(株)の3社が分譲したタワーマンション 『ザ・センター東京』(東京都新宿区)の屋上庭園「オーバルガーデン」が、(財)都市緑化技術開発機構主催の「第8回 屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」屋上緑化部門において、「国土交通大臣賞」を受賞したと発表した。
同コンクールは2002年より実施されているもので、屋上など特殊空間の緑化について、積極的に取り組み、優れた成果をあげている民間企業、公共団体、個人などを顕彰し、特殊空間の緑化技術のいっそうの普及・促進を図ることで、都市環境の改善を進めることを目的とするもの。
「ザ・センター東京」は鉄筋コンクリート造、地上38階地下2階建て、総戸数426戸。
オーバルガーデンは同マンションの駐車場棟の屋上に設置された、1,340平方メートルの居住者専用屋上庭園。
「キッズガーデン」と「パーティーガーデン」から構成され、「キッズガーデン」は、芝生広場や砂場など遊び場が設置されているほか、季節感を演出する景観木やクリスマス用のウラジロモミの木などが植栽されている。
「パーティーガーデン」は、テーブルやかまど、屋外シンクなどが設置され、景観だけでなく居住者のライフスタイルに合わせ設計されている。
また、軽量土壌を利用することで高木の根鉢の深さを確保。地下支柱により風圧に備えているほか、植物の特性に配慮したメンテナンスも行なっている。
受賞にあたっては、屋上庭園が子育てや居住者の交流の場として活用されている点が、これらのライフスタイルを先導する好例として評価された。
なお、設計監理・施工は(株)大林組、設計・監理・監修は(株)三菱地所設計、植栽工事はイビデングリーンテック(株)が担当。