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木造住宅は「日本の風土に合っていて、住みやすい」と良好なイメージが8割/住友林業調査

 住友林業(株)はこのほど、木造住宅に関するイメージアンケート調査結果を発表した。

 同調査は、(社)日本木造住宅産業協会が定めた「木造住宅の日」(10月18日)にちなんで実施されたもの。全国の20歳以上の男女1,030人に対し、10月1~2日の間、インターネットで調査した。

 それによると、木造住宅に対するイメージについては「日本の風土に合っていて、住みやすい」が79.5%(前年調査結果61.4%)、「温もり、あたたかみを感じる」が71.7%(同64.7%)、「落ち着く・癒される」が68.5%(同57.7%)と、良好なイメージを持つ人が、いずれも前年より増加した。
 一方、「耐震性について心配」、「耐火性について心配」と回答した人はそれぞれ28.6%(同41.9%)、42.1%(同52.7%)と、前年調査を下回る結果に。

 木造住宅が「長寿命住宅社会に適しているか」については、「適している」、「どちらかというと適している」の合計が52.1%、「適していない」、「どちらかというと適していない」の合計が18.3%と、半数以上の人が「木造住宅は、長期優良住宅に適している」と考えていることがわかった。

 また、日本の森林面積は「40年前に比べて減少している」と回答した人は8割で(実際は横ばい)、日本の木材自給率が「25%以下」と正しく回答した人は半数以上であった。木造住宅に使われる木材が、木材製品に加工された後も炭素を固定し続けるため、地球温暖化防止に有効な天然資源であることを理解している人は、3人に1人にとどまった。

 なお、2008年のアンケート結果は同社ホームページ(http://sfc.jp/information/news/2008/2008-10-16.html)を参照のこと。


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