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首都圏の投資用物件、一棟ビル・マンションの投資利回りが上昇/健美家調査

 不動産投資用物件の検索サイトを運営する「健美家」(http://www.kenbiya.com/)を運営する健美家(株)は27日、首都圏の不動産投資用物件の2009年7~9月期市場動向を発表した。

 同社運営サイトに登録された流通物件と、実際に問合せのあった物件(検討物件)を、物件種別(区分所有マンション、一棟アパート、一棟マンション、一棟ビル)ごとに物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数を集計した。

 区分所有マンションの平均価格は、流通物件が1,036万円(前年同期:1,126万円)、検討物件が 865万円(同:710万円)と、流通物件と検討物件の平均価格の乖離は縮小した。平均投資利回りはそれぞれ10.61%(同:10.35%)、12.19%(同:12.46%)。

 一棟アパートの平均価格は、流通物件が5,476万円(前年同期:5,668万円)、検討物件が4,350万円(同:4,160万円)。平均投資利回りはそれぞれ10.37%(同:9.93%)、12.01%(同:12.13%)となった。

 一棟マンションの平均価格は、流通物件が1億7,359万円(前年同期:1億7,043万円)、検討物件が1億4,639万円(同:1億3,555万円)と、流通物件と検討物件の平均価格の乖離は縮小した。平均投資利回りはそれぞれ9.28%(同:8.79%)、10.47%(同:10.21%)。

 一棟ビルの平均価格は、流通物件が2億3,545万円(前年同時期:2億3,702万円)、検討物件が1億6,224万円(同:1億7,941万円)と前期より下落傾向。平均投資利回りはそれぞれ9.80%(同:9.04%)、12.81%(同:11.75%)、流通物件と検討物件の平均投資利回りの乖離が3%を超えた。


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