不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

「立地に優れた低層・邸宅型マンションがヴィンテージ化」/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは29日、「ヴィンテージ・マンション流通価格ランキング」を発表した。

 同ランキングは2006~09年9月の流通物件取引事例のうち、築10年以上・坪単価300万円以上の事例を「ヴィンテージ・マンション」として収集、流通価格順にランキングしたもの。185件が該当した。

 「ヴィンテージ・マンション」として、流通価格(平均坪単価)がもっとも高かったのは、「青山北町パークマンション」(東京都港区、1998年竣工、三井不動産(株)分譲)の718万4,000円。
 続いて、「広尾ガーデンヒルズサウスヒルF棟」(東京都渋谷区、1986年竣工、三井不動産(株)分譲)の713万3,000円、「広尾ガーデンヒルズセンターヒルG・H棟」(同、1985年竣工、三井不動産(株)分譲)の686万6,000円となった。

 なお、今回該当した185物件のヴィンテージ・マンションのうち、流通価格上位20物件はすべて港区、渋谷区、千代田区に所在する専有面積100平方メートル以上の物件であった。

 同社では、立地に優れた低層・邸宅型マンションがヴィンテージ化する傾向があると分析している。
 


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら