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仲介営業収益微減も、経費節減で利益は3倍増/東急リバブル10年3月期第2四半期決算

 東急リバブル(株)は30日、2010年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~9月30日)の連結営業収益は275億1,500万円(前年同期比1.2%増)、営業利益10億3,500万円(同204.9%増)、経常利益10億5,900万円(同195.6%増)、当期純利益4億8,700万円(同121.1%増)の増収増益。

 主力の仲介業は、ホールセール分野の大型案件が減少したことで平均取扱価格が下落。営業収益134億1,900万円(同▲5.5%)となったが、広告宣伝費の削減など営業経費の圧縮により、営業利益は14億1,300万円(同199.1%増)とほぼ3倍増となった。なお、売買仲介の取扱高は2,633億6,100万円(同▲7.7%)、取扱件数は7,178件(同7.0%増)だった。

 賃貸業は、管理戸数の増加で営業収益52億9,900万円(同2.5%増)を確保したが、稼働率の低下により営業費用が増加し、営業利益は7億6,600万円(同▲14.6%)と2ケタ減。また、不動産販売業は、短期回転型の買い取り再販事業が好調で、営業収益75億800万円(同41.7%増)、営業利益10億2,000万円(同29.7%増)と大幅増だった。

 なお、通期業績予想については、不動産販売業の好調と、営業費用圧縮の進行を織り込み売上高、利益とも上方修正。連結営業収益547億円、営業利益19億2,000万円、経常利益18億8,000万円、当期純利益8億2,000万円としている。


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