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用地仕入れを再開、販売コスト計上のため通期業績予想を修正/明和地所10年3月期第2四半期決算

 明和地所(株)は11日、2010年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~9月30日)の連結売上高は186億5,900万円(前年同期比▲5.0%)、営業利益14億8,200万円(同▲27.7%)、経常利益12億300万円(同▲32.0%)、当期純利益5億8,000万円(同▲35.5%)。

 同社は当期、一次取得者を中心とした実需向けのマンション分譲事業に集中し全社体制での販売活動に注力。また、事業ポートフォリオの見直しの一貫として、未着工オフィス用地のほか、固定資産に計上されている居住用賃貸物件等の売却を実施した。

 セグメント別にみると、不動産販売事業では、分譲マンション505戸を販売、売上高155億1,600万円(同22.9%増)、営業利益11億6,300万円(同▲11.0%)を計上。

 また、不動産賃貸事業では売上高11億8,400万円、営業利益4億600万円、不動産管理事業では、売上高19億、営業利益1億7,500万円となった。

 なお、通期業績予想の修正を発表。
 完成在庫の販売にしばらく時間がかかる可能性があり、保守的に販売計画を見直した。一方で、他社買取再販物件の販売や、当初計画に見込んでいなかった未着工の開発用地の売却が進捗するなど前向きな材料が揃っており、また、凍結していた新規マンション開発用地仕入れのファイナンス条件が揃ったことから、用地仕入れを再開。早期販売に向け計画を転換するとして、当初予想に比べ販売コストを5億円程度増加。連結売上高378億円(前回発表比▲1.8%)、営業利益24億円(同▲11.1%)、経常利益12億円(同▲20.0%)、純利益6億円(同▲33.3%)とした。


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