東京グロースリート投資法人(TGR)とエルシーピー投資法人(LCP)は17日、2010年2月1日に合併を行なうと発表した。
今回の合併は、ファイナンスコストの増加やリファイナンスに対する懸念などの財務上の問題を解消することを目的としたもの。合併に伴い負ののれん発生益が生じることが見込まれ、分配金への影響を排除しつつ機動的かつ柔軟な物件売却が可能としている。
また、物件売却による調達資金によって借入金の返済および有利子負債の大幅な削減による財務体質の向上や、財務体質の向上を通じた新スポンサーの招聘、さらなる事業再編等の新たな成長戦略の策定および実現をめざす。
合併方式は、TGRを吸収合併存続法人とする吸収合併で、LCP は解散する予定。合併後の投資法人の資産運用会社は、LCPの資産運用会社であるエルシーピー・リート・アドバイザーズ(株)が継続。投資口の割当て比率は、TGR1に対し、LCPが0.8となるが、TGRの投資口数に1口未満の端数が生じるため、TGRの投資口1口につき5口の割合で投資口の分割を実施し、結果、TGRの投資口1口に対し、LCP4口となる。