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木賃アパート再生ワークショップ、第1弾「北沢プロジェクト」を開始/築40年の賃貸住宅を再生

 学生有志による木造賃貸アパート再生プロジェクトである「木賃アパート再生ワークショップ」(代表:連 勇太朗(むらじ ゆうたろう)氏、協賛:(株)ブルースタジオほか)はこのほど、中間報告会を開催、プロジェクト第1弾として東京都世田谷区北沢の木造アパートの再生に、12月より着手すると発表した。

 同ワークショップは、「木賃アパート」の再生を通じて現代的な住まいのあり方を再考し、社会に発信していくもの。

 4月よりフィールドワークなどの活動を開始しており、実際のまちや敷地を対象にその特徴や価値を抽出したうえで、そこでの暮らし方の提案しているほか、プロジェクト対象となる物件を募集するため、不動産会社などへ飛び込みで同活動の説明などを重ね、ホームページやブログ等のメディアを用いた情報発信も実施している。

 第1弾となる「北沢プロジェクト」は、ホームページを閲覧した賃貸住宅オーナーから理解を得られたことにより、実施することになったもの。 築40年、総戸数4戸の木造アパートの1室と外構を再生すると同時に、学生の活動が同物件や地域・界隈にどのような影響を与えるのかなどについても検証していく考え。

 すでに、周辺環境から物件コンセプトを構築、物件名称等について検討を重ねており、12月下旬より着工、1月中旬には竣工させていく予定。

 なお、「北沢プロジェクト」で再生する1室(6畳)には、同ワークショップ代表の連氏が管理人として入居し、同活動の事務所としても活用していく。


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