（株）東京カンテイは11月30日、2009年10月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。
同調査は、全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、都道府県ごとの価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
同月は、価格の下落傾向を示す「雨」「小雨」の合計が「32」と前月と同数ながら、上昇傾向を示す「晴れ」「薄日」の合計が「7」と、前月の「9」から減少。価格の足踏み状態を示す「曇」は「8」と、前月の「6」から増加した。
首都圏では、東京都、埼玉県、神奈川県が「小雨」、千葉県が「曇」と、前月より変化なし。東京都が前月から0.1％上昇、埼玉県が0.2％上昇、千葉県が0.8％上昇し、価格の下落基調に歯止めがかかっているものの、わずかな上昇であるため底打ちとは言いがたい、と同社は分析している。
近畿圏では、大阪府が6ヵ月ぶりの価格下落ながら、動きが小幅なため「曇」と前月より変化なし。滋賀県は「薄日」を維持したほか、兵庫県は前月と変わらず「小雨」となった。京都府は「雨」から「小雨」へと回復している。