家づくりにまつわることを可視化して、満足度の高い家づくりの実現をサポートするため、工務店、住宅会社、設計事務所などが集まり推進している「家づくり見える化プロジェクト」(運営:旭ファイバーグラス(株))は4日、建設国保会館(東京都中央区)で工務店を対象としたセミナー「見える化時代の営業術~見えないところで顧客をつかむ~」を実施した。
同セミナーでは、長く住める「いい住宅」が求められるようになった住宅業界において、工務店へのビジネスチャンスが広がっていることから、顧客獲得競争に向けた営業手法を講義した。
(株)さくら事務所代表取締役・長嶋 修氏が「工務店は『見える化』の時代」をテーマに講演。これまで新築偏重だった住宅市場が国の政策などにより中古住宅流通の活性化の流れになることをデータを用いて解説。「これからは工務店の時代。中古住宅流通活性化のためには、住宅診断などの技術が求められる」(同氏)などと語った。
その後、森住宅コンサルタント(株)代表取締役・森 雅樹氏による「見えないところで顧客をつかむ営業術」、旭ファイバーグラス(株)営業本部住宅営業部・布井洋二氏による「見えないところを詳しく知る」の講義が行なわれた。