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長期優良住宅供給を加速、09年度1,500棟へ/アキュラホーム

 (株)アキュラホームは、長期優良住宅の供給を加速する。自社で供給するすべての商品を長期優良住宅対応とするほか、同社が主宰する工務店ネットワーク「ジャーブネット」加盟店への長期優良住宅認定取得を支援することで、09年度の同社・ジャーブネット加盟店合わせた長期優良住宅供給1,500棟をめざす。

 同社は、09年6月に「長期優良住宅推進プロジェクト」を立ち上げ、ジャーブネットに加盟する500社のうち151社が参加している。同プロジェクトでは、参加会員に対し商品開発・技術・販促ノウハウの提供、申請図書の作成、住宅履歴閲覧システムの利用・住宅履歴書のデジタル作成、共同宣伝・販売支援などの支援を実施。その結果、プロジェクト終了(12月4日)までに、アキュラホームが178棟、ジャーブネット加盟店が185棟、合計363棟の長期優良住宅を供給した。

 この結果について(株)アキュラホーム代表取締役社長の宮沢俊哉氏は「住宅市場の縮小が影響し供給戸数は伸び悩んだが、長期優良住宅の補助金申請実績では、ジャーブネット会員が6県下でトップとなるなど、圧倒的実績を残している」とした。 

 同社は、プロジェクトによる実務支援でジャーブネット加盟店の約16%が長期優良住宅認定を取得できたことから、今後もプロジェクトを継続し、長期優良住宅の認定取得のための実務支援を行なっていくことで、09年度実績1,500棟をめざしていく。

 「長期優良住宅の認定を取得し、補助金を得るための申請には、非常に時間と手間がかかる。そのため、業務体制や財務に余裕のある工務店しか参画できないのが現実。こうした事業者の声を国土交通省や経済産業省に届け、認定制度の改善を具申したい」(宮沢社長)。


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