東建コーポレーション(株)は、2009年4月期第2四半期決算を発表した。
当期(09年5月1日~09年10月31日)の連結売上高は1,055億700万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は1億8,300万円(同▲60.4%)、経常利益は4億5,500万円(同▲30.3%)、当期純損失は7,900万円(前年同期:純損失4億1,900万円)であった。
セグメント別では、建設事業は、完成工事高に83億100万円の工事進行基準の新規適用分が加味されたが、前連結会計年度下半期の受注高が前年同期を下回ったことから完成工事高も減少、売上高は618億400万円(前年同期比▲3.3%)となった。一方、鋼材、建築資材の価格が低下傾向にあることに加え、建築資材の集中購買の徹底による仕入れコストの減少により粗利益率の改善効果などがあったことから、営業利益は31億1,300万円(同23.8%増)となった。
不動産賃貸事業は、サブリース代行システム(一括借り上げ制度)による入居者からの家賃収入の増加、管理物件数の増加により、売上高は423億100万円(同10.3%増)となった。一方、賃貸建物の第2四半期末の入居率は95.2%(同▲2.7ポイント)と低下、またサブリース経営代行システムの収支状況が低下傾向にあることが影響し、営業利益は2億8,800万円(同▲65.1%)となった。
リゾート事業では、「東建多度カントリークラブ・名古屋」および「東建塩河カントリー倶楽部」のゴルフ会員権を08年より販売しているが、景気低迷の影響を受け入場数が減少したため、売上高9億6,700万円(同▲23.4%)、営業損失2,300万円(前年同期:営業利益1億4,700万円)となった。
なお、通期については、連結売上高2,205億7,100万円、営業利益17億4,100万円、経常利益23億8,900万円、当期純利益9億6,400万円を見込んでいる。