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不動産再活事業が不振、赤字に/アルデプロ10年7月期第1四半期決算

 (株)アルデプロは14日、2010年7月期第1四半期決算を発表した。

 当期(09年8月1日~10月31日)の連結経営成績は、売上高21億8,400万円(前年同期比▲32.6%)、営業損失7億1,600万円(前年同期:営業損失19億9,900万円)、経常損失9億4,600万円(同:経常損失23億4,100万円)、四半期純損失13億1,000万円(同:四半期純損失71億円)。

 主力の不動産再活事業では、収益用の中古オフィスビルや中古マンションなどの売上げについて、不動産市場の停滞による購買意欲の減退、買い手側の資金調達難などの影響を受け、低調に推移。また、簿価を下回る価格で売却せざるをえないこともあり、利益率が悪化した。
 一方、主に一次取得者をターゲットとした実在物件の個別販売については回復基調となった。
 これらの結果、同事業の売上高は19億5,700万円、営業損失は6億4,000万円となった。

 なお、不動産業界を取巻く環境が激変し、同社保有物件の売却時期によって業績が大きくぶれる傾向が強くなっていることから、通期業績予想については慎重に精査する必要があるため、策定には時間を要する見通し。確定次第、発表する予定。


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