スターツプロシード投資法人(SPI)は15日、2009年10月期決算を発表した。
当期(09年5月1日~10月31日)の営業収益は14億6,600万円(前期比▲1.6%)、営業利益は7億3,500万円(同2.0%増)、経常利益は4億6,600万円(同0.8%増)、当期純利益は4億6,500万円(同0.9%増)、1口当たり分配金は4,307円(前期分配金4,270円)。
当期は、プロパティマネジメント会社であるスターツアメニティー(株)と密接な連携をとりながら、稼働率の低調な運用資産に対しては周辺のマーケット動向をもとに賃料設定の見直しを実施し、一部賃料の引き下げも行ないながら空室の解消に努めた。一方で、相対的に競争優位性のある運用資産においては、賃料の値上げを実施するなどメリハリのある対応を行なった。その結果、稼働率は通期にわたりおおむね96%前後と堅調に推移し、期末稼働率は96.64%と前期末の95.75%を上回る実績となった。また、運用資産の共用部運営にかかるコストの削減などにも取り組んだ。
次期については、営業収益15億3,700万円、営業利益7億4,800万円、経常利益3億9,400万円、当期純利益3億9,300万円、1口当たり分配金3,641円を見込む。