野村不動産グループのNREG東芝不動産(株)は16日、東芝メディカルシステムズ(株)旧東京本社跡地の再開発事業であるマルチテナントビル「(仮称)本郷三丁目ビル」(東京都文京区)の建築に着手したと発表した。
同計画は東芝メディカルシステムズが本社機能を那須に統合移転したことに伴い、東芝グループに対するCRE事業の一環としてNREG東芝不動産が東芝メディカルシステムズより土地を取得し、また、隣地をあわせて取得することで、オフィスビルとして一体的に再開発を行なうもの。
開発地は東京メトロ「本郷三丁目」徒歩5分など3駅4線の利用が可能。建物は鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建て。敷地面積724.48平方メートル、延床面積5,083.04平方メートルで、白基調の外壁と前面カーテンウォールのファサードデザインを採用することで、まち並みの景観向上を創出している。
基準階では、約132坪の事務スペースを長方形の無柱空間とし、また、27台の駐車場を設けるなど、ビジネスにおける機能性と快適性を実現する充実したスペックを備える。
そのほか、ガラスカーテンウォールに遮熱性・断熱性に優れたLow-Eペアガラスを設置するなど、環境に配慮した仕様となっている。