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横浜市の「花咲団地」の建替え事業に着手/新日鉄都市開発、三菱地所

「花咲団地マンション建替事業」完成予想パース

 (株)新日鉄都市開発と三菱地所(株)は18日、両社が参加組合員として参画している「花咲団地マンション建替事業」(横浜市西区、総戸数368戸)に着工したと発表した。

 「花咲団地」は、JR根岸線「桜木町」駅徒歩5分に立地する日本住宅公団により建設された分譲マンション(一部賃貸)。築50年を経過し、建物の老朽化が進むとともに、社会的な居住水準を満たすことが難しくなってきたことなどから、全員合意により建替え事業を推進してきたもの。
 12月2日に横浜市長より「マンションの建替え円滑化等に関する法律」にもとづく権利変換が認可され、着工となった。
 
 建替え事業では、建替え組合が団地敷地の隣接地を県より取得。敷地面積1万2,749平方メートル、延床面積約3万8,822平方メートルに鉄筋コンクリート造3棟(A棟・地上11階地下1階建て、B棟・地上10階建て、C棟・地上11階建て)の分譲マンションと共用棟1棟を建設する。

 また、高さ制限の緩和を受けるために環境設計制度の許可を受けるとともに、開発許可や一団地認定といった横浜市の許認可を受けている。 

 マンション完成は2011年11月を予定。また、新日鉄都市開発と三菱地所が取得する予定の保留床分譲は同年12月に販売開始する予定。


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