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首都圏中古マンション価格、3四半期連続の上昇/野村不アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は15日、2010年1月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているもので、調査地点は住宅地140地点、中古マンション217地点。

 住宅地調査では、四半期ベースで全体の72.9%が「横ばい」(前回:65.7%)と、さらに横ばい傾向が強まり、10~12月期の住宅地地価は首都圏平均で0.0%(同:▲0.3%)となった。地域別では、東京都区部が0.4%(同:0.6%)と3期連続の上昇となったほか、千葉県も0.6%(同:▲0.3%)と上昇に転じた。

 また、中古マンション価格は、首都圏平均で0.3%(同:0.1%)と3期連続で上昇。先行して上昇していた都区部が▲0.5%(同:1.0%)と価格調整傾向にあるものの、神奈川県が0.6%(同:0.2%)で3期連続上昇、埼玉県が0.5%(同:0.5%)で2期連続上昇など、売り物件不足を背景にした価格上昇傾向が継続した。

 なお、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で▲1.9%(前回▲6.1%)とさらに下落率が縮小。中古マンション価格変動率も、首都圏平均で▲0.3%(前回▲2.4%)と下落率が縮小している。


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