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事業再構築が奏功、2期連続の黒字達成/東日本ハウス09年10月期決算

 東日本ハウス(株)は19日、2009年10月期決算説明会を開催した。

 当期(08年11月1日~09年10月31日)は、連結業績が売上高526億3,700万円(前年同期比▲20.7%)、営業利益25億7,400万円(同▲41.4%)、経常利益16億9,900万円(同▲49.7%)、当期純利益13億5,300万円(同▲49.8%)と減収減益となったものの、事業再構築やコストダウンが奏功し2期連続の黒字となった。
 単体業績は、売上高442億1,200万円(同▲21.0%)、営業利益23億8,600万円(同▲30.1%)、経常利益14億4,400万円(同▲39.8%)、当期純利益10億900万円(同▲46.5%)を計上。木造注文住宅の受注が大幅に計画を下回ったものの、木造提案住宅は堅調推移した。

 今後の重点実施事項として、同社代表取締役社長の成田和幸氏は「収益対策として、原価軽減や経費削減を図り09年度比目標30億円のコストダウンをめざすほか、ショールーム営業の充実や見込み客獲得の強化などを実施し、販売戦略を強化していく」と語った。
 そのほか、注文住宅では「高品質・低価格」の商品やセミオーダープランを104から2,000に拡大するなど、商品のプランニングを充実させていく。
 また、同社初の分譲マンション事業「ワザック東村山」(東京都東村山市)が6月に竣工、現時点で総戸数51戸中22戸契約・予約済みであることから、11億円の売上げを見込んでいる。

 以上の方策から、通期は、売上高519億6,000万円、営業利益39億円、経常利益31億円、当期純利益26億8,000万円を見込む。


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