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「スケルトン・オーダーメイド」採用の「プラウド元麻布」、販売開始/野村不動産

「プラウド元麻布」外観(イメージ)
内装も間仕切りも施していないスケルトン状態の専有空間

 野村不動産(株)は「スケルトン・オーダーメイド」を初めて採用した分譲マンション「プラウド元麻布」(東京都港区、総戸数32戸)を23日から販売する。一般販売に先がけ18日、プレス向けの現地内覧会が行なわれた。

 同物件は、都営大江戸線・南北線「麻布十番」駅徒歩9分に立地する鉄筋コンクリート造、地上5階地下2階建てのマンション。2010年12月に竣工、11年2月下旬に引渡しの予定。

 今回、採用した新システム「スケルトン・オーダーメイド」は、外観やパブリックスペース完成前に住戸間取りの打ち合わせ行なう従来のオーダーメイドとは異なり、現地でほぼ完成状態の外観やパブリックスペース、内装も間仕切りも施していないスケルトン状態の専有空間などが、工事の途中で実際に確認できるというもの。また、すでに内装を施してあるモデルルームも現地に用意、内装後の専有空間のイメージもできるようにしている。スケルトン状態で工事を中断し販売するために、従来のオーダーメイドマンションと比べ、工期は4ヵ月程度遅れる。
 
 専有面積は110.19~211.56平方メートルで、間取りは2LDK~3LDK。最多価格帯は2億4,000万円台(1億9,500万~7億5,000万円)。坪単価は700万円。
 
 同社専務執行役員・住宅カンパニー長の松本聖二氏は、冒頭のあいさつにて、「『スケルトン・オーダーメイド』システムで、お客さまには実際に家をつくるプロセスを体感していただき、このシステムを定着させていきたい」などと述べた。

 同社では、今後「スケルトン・オーダーメイド」を東京都渋谷区松濤の分譲マンションにも採用する予定、高級エリアの比較的総戸数の少ない高額物件において採用を進めていく。


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