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東京・永田町にオフィスビル「永田町山王森ビル」が竣工/森ビル

「永田町山王森ビル」外観

 森ビル(株)は22日、オフィスビル「永田町山王森ビル」(東京都千代田区)の竣工式を執り行なった。

 同ビルは、鉄骨造地上8階建て、敷地面積950平方メートル、延床面積5,183平方メートル。経済の中心である赤坂・永田町エリアに位置し、国会議事堂や首相官邸、各官公庁など霞が関の政治の中枢エリアに隣接。周辺には、地下鉄6路線が集結しており、東京メトロ「溜池山王」駅、「国会議事堂前」駅から徒歩2分と利便性が高い立地。

 同社が開発したグリッド型天井システム「フォレストシーリングシステム」の採用により、オフィスレイアウトの変更にも柔軟に対応することができる。1階はショールームにも活用できるよう5.0mの天井高を確保。
 制振装置をバランスよく配置することで建物の変形を通常よりも20%程度低減し、大地震時における建物の損傷を抑える制振構造とした。その結果、大地震時における建物の耐力は、建築基準法で定める基準の約1.4倍となっている。

 建物出入り口とオフィス出入り口扉に非接触型ICカードを用いた3段階のセキュリティシステムを採用。
 屋上には、乗用エレベーターで直接アクセスできるルーフガーデンを設け、オフィスワーカーのために、パーティ利用もできるリフレッシュ空間も確保している。

 LED照明器具の採用や、入退室システムと連動して停止する照明・空調システムの導入、トイレ人感センサーの設置など、さまざまな環境負荷低減技術を取り入れている。


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