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12月の首都圏新築戸建成約数、前年のほぼ半分に/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社ネットワークにおける12月の首都圏売物件の市場動向を発表した。

 同月の物件登録数は、新築戸建が4,580件(前年同月比▲50.3%)で、前年同月比で15ヵ月連続のマイナス。中古戸建は472件(同▲47.6%)で同じく15ヵ月連続のマイナス。中古マンションは854件(同▲39.1%)と18ヵ月連続のマイナスとなった。

 物件成約数は、新築戸建が828件(同▲48.3%)と、6ヵ月連続の減少となり、前年のほぼ半分まで落ち込んだ。年末の税制改正等を前にユーザーの様子見が顕著だったため。中古戸建は179件(同▲38.7%)と、8ヵ月連続のマイナスとなった。また、中古マンションは348件(同▲28.7%)で、17ヵ月連続のマイナス。所在地別では、東京都125件(同▲31.3%)、神奈川県100件(同▲28.6%)、埼玉県54件(同▲32.5%)、千葉県25件(同▲52.8%)。

 平均成約価格は、新築戸建が1戸当たり3,221万円(同▲9.4%)と16ヵ月連続のマイナス。ただし、価格下落による値ごろ感から、登録平均価格(3,017万円)を上回る現象が続いている。中古戸建は2,325万円(同▲14.0%)と 11ヵ月連続のマイナス。中古マンションは、1平方メートル当たり31万7,900円(同▲4.7%)と 14ヵ月連続のマイナス、1戸当たりも1,938万円(同▲8.7%)と13ヵ月連続のマイナスとなったが、平方メートル当たりでは13ヵ月ぶり、戸当たりでは8ヵ月ぶりに、下落率は1ケタ台となっている。


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