大和ハウス工業(株)は、同社の戸建住宅オーナー向けのサポートサービス「AQ ASSET(エーキュー・アセット)」の本格運用を開始した。
同社は、2009年現在までに、戸建住宅約53万戸を供給してきた。09年8月には、今まで培ってきたストックを生かし、オーナーとのつながりをさらに強化させるため、提供するストック向け商品・サービスの総称を「AQ ASSET」として統一。10年2月より、維持保全積立や再保証システムを新たに加え、建築からメンテナンス、売買に至るまで、オーナーをサポートする「AQ ASSET」を「メンテナンス」、「リニューアル」、「ライフ」の3つのカテゴリで展開していく。
「メンテナンス」では、オーナーの住宅で必要になる30年間のメンテナンスコストを、オリジナルソフト「ecoナビゲーター」であらかじめ試算する。
「リニューアル」では、同社のグループ会社の日本住宅流通(株)が優良ストック住宅推進協議会で定められた独自の査定により、オーナーの建物の価値を評価。セカンドオーナーにとっても同社の保証が継続し、安心できる仲介システムを設けた。また、保証期間が満了している建物でも、必要な点検、メンテナンスを行なうことにより、再保証し、優良ストック住宅として査定を行なうことができる「AQリ・サポート仲介システム」も活用できる。
「ライフ」では、同社グループによる同社オーナー限定の特典付きサービスメニューを開始する。
同社は、グループの独自性を生かしたサービスを充実させるとともに、賃貸住宅事業やマンション事業とも連携させていく予定。