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09年の首都圏賃貸物件成約数、前年比▲2.1%の21万7,394件/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は18日、同社ネットワークにおける2009年1年間の首都圏賃貸物件の市場動向を発表した。

 09年1年間の同社への登録数は、居住用賃貸物件が50万7,797件(前年比▲0.9%)で4年連続のマイナス、事業用賃貸物件も5万5,125件(同▲0.5%)と7年連続のマイナスとなった。

 1平方メートル当たりの平均登録賃料は、マンションが2,729円(同▲1.5%)で3年ぶりにマイナス、アパートが2,049円(同1.5%増)でプラスに転じた。1戸当たりの平均登録賃料は、マンションが10万6,600円(同▲0.9%)と3年ぶりにマイナスになった一方、アパートが6万1,900円(同1.0%増)と8年ぶりにプラスとなった。

 居住用賃貸物件の成約数は、21万7,394件(同▲2.1%)で、新築供給減によるマンション成約数の半減や、景気低迷が影響した。しかし、割安な中古物件の取引は活況で、減少率は小幅にとどまっている。また、千葉県、埼玉県ではシングル向け物件の伸びが目立たった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,621円、アパートが2,089円で、いずれも0.9%下落し3年連続マイナス。1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが9万7,300円(同▲0.7%)、アパートが6万3,900円(同▲0.2%)。平均面積は、マンションが37.14平方メートル(同0.3%増)と3年ぶりに拡大、アパートが30.62平方メートル(同0.6%増)と3年連続の拡大となった。


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