(株)長谷工アーベストは22日、住宅購入マインドに関する調査(2010年1月調査分)の結果を発表した。
同調査は、首都圏在住のモニターおよび同社が受託販売したマンションのモデルルームの来訪者に対して、10年1月7~11日の期間ウェブでアンケートを実施し、住宅の「買い時感」について分析を行なったもの。有効回答件数はモニター2,576件、来訪者357件。
住宅の買い時感を示す「買い時感DI」は前回調査時点(09年10月)に比べ、モニターは7ポイント上昇。特に来訪者は6ポイント上昇し、特に来訪者については、サブプライムローン問題発生前の07年1月調査を上回る水準となった。
「買い時だと思う」の理由としては、モニター・来訪者ともに、「現在の金利が低水準だから(今後は金利が上がると思うから)」が最も多く、そのほか「現在は価格が低水準だから(価格が下がってきているから)」「現在は、税制のメリットがあるから」などの「市場環境」に関する理由が上位となった。同社では、個人所得が伸び悩むなかにおいても、現在の買いやすい市場環境が継続されれば、「買い時感」は堅調な水準が維持されると見ている。