(株)不動産経済研究所は22日、2009年の全国マンション市場動向を発表した。
同年1~12月の全国におけるマンション発売戸数は7万9,595戸(前年比▲18.8%)。1992年(7万5,173戸)以来、17年ぶりに8万戸を割り込んだ。
地域別では、首都圏3万6,376戸(同▲16.8%)、近畿圏1万9,784戸(同▲13.0%)、東海・中京圏5,598戸(同▲26.3%)、北海道1,622戸(同▲32.4%)、東北1,899戸(同▲41.8%)、関東1,874戸(▲26.4%)、北陸・山陰266戸(同▲74.7%)、中・四国3,200戸(同▲19.4%)、九州8,976戸(同▲16.3%)。すべてのエリアで2ケタ台の大幅な落込みとなった。
1戸当たりの価格は3,802万円(同▲2.5%)、1平方メートル当たり単価は52.0万円(同変化なし)。
事業主別供給戸数は、(株)大京(4,091戸)が2年連続でトップ。次いで、住友不動産(株)(3,959戸)、藤和不動産(株)(3,587戸)となった。
なお、2010年の発売戸数は8万6,000戸(09年度比8.0%増)と、5年ぶりに増加する見込み。地域別では、首都圏4万3,000戸(同18.2%増)、近畿圏2万2,000戸(同11.2%増)、東海・中京圏5,000戸(同▲10.7%)、九州地区8,000戸(同▲10.9%)と、大都市圏は回復基調であるものの、地方圏はさらに縮小する見通し。