(社)建築・設備維持保全推進協会(BELCA)はこのほど、優良補修・改修工法等評価事業の一環として、1月25日付けで1件、新規に評価対象技術を登録したと発表した。
優良補修・改修工法等評価事業とは、同会が適切な維持保全による建築物のロングライフ化を推進するため、2006年度より開始したもの。優良な補修や改修工法などの技術や機器等に対し、「経済性」「保全性」「施工性」「環境性」の4つの分野で優れた点を評価している。
今回の評価対象技術の詳細は、以下のとおり。
・評価対象技術名:ハイブリッドクイック工法(DSハイブリッドクイック工法)
・申請者:(株)ホリ・コン、(株)ダイワサービス
・評価項目:経済性、施工性
・評価内容:タイル外壁の浮き・剥離の補修工事において、MF-1ドリル(湿式超低騒音ドリル[ハイブリッド仕様])を用いて、確実な孔内洗浄穿孔、特殊注入ノズルを用いて孔最深部からの樹脂注入を行なうことにより、施工品質(接着強度)の向上、作業環境の改善、施工日数の短縮化、仮設費や諸経費の低減が図れるほか、冷却水供給タンクおよび電動バキューム装置との連動により、圧力の安定と作業員の負荷の低減が図られている点
なお、同評価事業では、引き続き評価対象技術の募集を行なっている。問合せ先は、同会開発研究第2部 悦田・加藤(電話:03-5252-3873)まで。