住友不動産（株）は、高級賃貸マンション「ラ・トゥール」シリーズ13棟目となる「セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿」（東京都新宿区、総戸数842戸）を2月24日に竣工。4日、プレス向け内覧会を開催した。
同物件は、東京メトロ丸の内線「西新宿」駅徒歩6分のマンション。鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造地上44階建て、敷地面積1万2,615.87平方メートル、延床面積15万3,463.60平方メートル。全住戸のうち、233戸が地権者住戸、609戸が同社の権利住戸となっている。
共用部には、スカイラウンジやフィットネスルーム、ゴルフレンジ、シアタールーム、キッズルームなど、分譲マンション並みの施設を用意。さらに、フロントにはスタッフが常駐し、来客受付や宅配便の預かりなどホテルライクなコンシェルジュサービスも提供する。
住戸も通常の賃貸住宅のほか、サービスアパートメント（家具付き短期賃貸）、防音室付き、デザイナーズ、SOHO、ビューバス付きなど、豊富なプランを用意。間取りはstudio～5LDK、専有面積は49.62～305.58平方メートル。月額賃料は24万～230万円。敷金は3ヵ月、礼金は2ヵ月（4月末までに入居すると礼金は発生しない）。なお、全戸とも定期借家契約を採用している。
内覧会では、一般モデルルーム（専有面積128.20平方メートル、月額賃料70万円）のほか、最上階のペントハウス（同263.53平方メートル、同208万円）、デザイナーズ住戸（同83.51平方メートル、同39万2,000円）を公開。
すべての住戸で天井高2.6m以上を確保し、ワイドサッシュから公園の緑や都会のまち並みを堪能できるようにした。さらにデザイナーズ住戸では、特注タイルや木製ルーバー、ダウン・スポットライトを採用するなど個性的な設えとし、「分譲マンションではなかなか採用できないつくり」（同社広報）を実現した。
会見の席上、同社ビル事業本部賃貸住宅事業部長の兼松公彦氏は「現時点で、約3分の1（約200戸）が契約、もしくは申込みをいただいている。月額賃料が100万円を超える住戸もすでに2割が契約済みとなるなど、まずまずの滑り出し。年内には、入居率8割を確保していきたい。
入居者は、オーナー経営者、企業経営者・役員が半数以上。そのほか、外国人や医者などの入居も目立つ」と述べた。
なお、同社は今後も同リーズの供給を加速。今年4月には「飯田橋プロジェクト」（東京都文京区、総戸数173戸）、8月には「渋谷東プロジェクト」（東京都渋谷区、総戸数121戸）、「渋谷鶯谷プロジェクト」（同、総戸数139戸）の竣工を予定している（すべて仮称）。