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首都圏賃貸物件の成約数、8ヵ月連続の前年割れ/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は10日、1月の首都圏における賃貸物件市場動向を発表した。

 登録物件数は、居住用が5万529件(前年同月比▲0.4%)で、3ヵ月ぶりのマイナス。事業用は4,713件(同▲17.8%)で、9ヵ月連続のマイナスとなった。

 居住用の成約数は1万6,930件(同▲6.5%)で、8ヵ月連続のマイナス。ファミリー向けマンションの復調により、減少率が3ヵ月ぶりに1ケタに改善した。
 エリア別にみると、東京23区7,068件(同▲14.3%)、東京都下1,455件(同4.4%増)、神奈川県5,958件(同6.2%増)、埼玉県1,174件(同▲14.7%)、千葉県1,275件(同▲14.0%)。東京23区は5ヵ月連続の2ケタ減と不振が続くも、都下はシングル向けアパート、神奈川県はカップル向けマンションなどが好調となった。

 新築物件の成約賃料は、マンションが9万6,700円(同▲6.5%)、アパートが7万4,200円(同2.9%増)。中古物件では、マンションが9万3,300円(同▲0.9%)、アパートが6万1,500円(同▲2.1%)となった。


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