ジャパン・シングルレジデンス投資法人(JSR)は17日、2010年1月期決算を発表した。
当期(09年8月1日~10年1月31日)の営業収益は17億6,600円(前期比▲0.6%)、営業利益7億2,100万円(同▲5.0%)、経常利益2億3,700万円(同▲6.0%)、当期純利益2億3,600万円(同▲6.1%)。1口当たり分配金は4,206円(前期:4,479円)だった。
資金調達環境の悪化もあり、新規物件取得はなく、運用ポートフォリオは43物件・取得価格ベースで約565億円のまま。また、募集賃料設定の柔軟化、賃貸仲介業者へのプロモーションなどリーシング活動の強化により、平均稼働率は前期より3ポイント以上アップの93.9%となった。
次期については、営業収益17億7,600万円、営業利益7億1,800万円、経常利益4,300万円、当期純利益4,200万円、1口当たり分配金750円を見込んでいる。分配金の大幅減は、借入金リファイナンスによる支払利息や融資手数料の増加などで、営業外費用が1億7,800万円ほど増加するため。