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日本初の「超軽量多機能二重扉」を六本木ヒルズに設置/森ビル

 森ビル(株)はこのほど、日本初の高層ビル向け新ゲートシステム「超軽量多機能二重扉」を六本木ヒルズ森タワー(東京都港区)3階(展望台・美術館用エントランス部分)に設置、2月25日から運用を開始した。

 同システムは2009年11月、同社グループが運営する中国・上海市浦東新区陸家嘴地区の超高層複合ビル「上海環球金融中心」(英文名称:Shanghai World Financial Center)に設置されたものと同型。同ビルの外気流入量はスライド式自動扉に比べて約75%減(1人通行時)。2009年12月における建物全体の空調用ガス使用量は前年対比で約5.6%の削減につながっている。

 同社では同システムは室内外の温度差や気圧の変化を抑える効果のある新ゲートシステムで、高層ビル内におけるドラフト現象(※室内外の温度差や上下階の気圧差が大きくなることにより上昇気流が発生し、ビル内のドア等が開きにくくなったり、逆に勢いよく閉まる現象)の抑制効果等が期待されるとしている。


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