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人材の定着率を上げる、会員向けサービスを開始/ピタットハウスネットワーク

「いい会社にしよう!プロジェクト」ロゴマーク。ロゴ左の大小の建物には、中小企業から大企業まで、会社規模に合わせたプランニングをしていくという意味が含まれている

 ピタットハウスネットワーク(株)(東京都中央区 代表取締役:寺本高廣氏)は26日、同社のフランチャイズ(FC)会員企業に向け、人材の定着率向上を提案するサービス「いい会社にしよう!プロジェクト」を開始すると発表した。

 同社は、「企業の競争力・存続力の源は“人材”である」という考えにもとづき、「人が辞めない会社」を分析し、成功している企業と改善が必要である企業の特徴を抽出したことで「いい会社」の定義を確立。同プロジェクトでは、この定義をもとに、人材の定着や育成に悩む会員企業に対して、調査・分析し、問題点の報告、改善策の共有・指導を行なうもの。
 具体的には、対象企業の代表者および社員に対しアンケートを実施。客観的な視点から、(1)経営陣意識、(2)社員意識、(3)人事風土、(4)人事制度、(5)経営基盤の項目で分析する。その結果、企業の強みや伸ばすべきポイントを明確にし、課題をまとめて提案することにより、働きやすい会社環境をつくり、人材の定着率を上げていくもの。
 料金は10万円、期間は1ヵ月半~2ヵ月半を予定。なお、期間終了後も、同社の担当スタッフ(スーパーバイザー)によってフォローしていく。

 同プロジェクト会見で、代表取締役の寺本氏は、「ネットワークのテーマである『ビジョナリーネットワーク』を根底に、永続する企業として、人材の定着や枯渇しない営業資源は、今後不動産会社にとって重要なテーマとなる。FC本部として不動産会社が生き残っていくための啓蒙活動としたい」と述べ、いずれは会員企業以外にもサービスを拡大していきたいとした。

 なお、現在、モニター企業(東京都内、従業員数:9名)からのアンケートを回収。「スタッフの評価システムがない」「キャリアプランがない」「社長・社員との距離感がある」といった項目に票が集まったという。

 会員に向けての正式なリリースは、4月26日(月)までを予定。初年度は、月に1~2件の受注を見込んでいる。


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