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JR「戸塚」駅前再開発、「戸塚東急プラザ」4月2日オープン/東急不動産ほか

20代女性をターゲットとした店舗「LEPSIM LOWEYS FARM」
天井のLED照明
竣工式にて主催者あいさつを行なった横浜市長の林 文子氏
竣工式にて主催者あいさつを行なった東急不動産(株)代表取締役社長の金指 潔氏

 東急不動産(株)と(株)東急コミュニティーは29日、「戸塚西口共同ビル」(横浜市戸塚区)内に4月2日オープンする商業施設「戸塚東急プラザ」のプレス向け事前内覧会を行なった。

 両社は「戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業」において、施行者(横浜市)に代わり「特定建築者」として、同ビルを建設。その一部(保留床)を「戸塚東急プラザ」として運営するもの。

 同ビルは、JR・横浜市営地下鉄「戸塚」駅に直結。建物中心部には、同駅とバス・タクシー等の交通広場を結ぶ歩行者通路として「中央プロムナード」が整備され、同駅周辺の主要な交通動線の役割も担う。敷地面積は約1万1,230平方メートル、延床面積は約7万800平方メートル、地上7階地下2階建て。このうち「戸塚東急プラザ」の店舗面積は9,812平方メートルで、地上4階~地下1階に入居する。

 同ビルの愛称は「トツカーナ」とし、「戸塚東急プラザ」と地元権利者を中心に運営される商業施設「トツカーナモール」(111店舗)とあわせて構成される。

 「戸塚東急プラザ」は、コンセプトを「quality&casual」とし、20~30代の女性をメインターゲットに、同グループが手がけるスーパーマーケット「東急ストア」や、「無印良品」、「有隣堂」、「ハンズ ビー」、「アフタヌーン・ティールーム」など全56店舗が出店する。

 なお、同ビルは建築物の環境性能を総合的に評価するCASBEE横浜で「Aランク」の評価を達成、約380平方メートルの壁面・屋上緑化、環境負荷の低い工業用水をトイレ洗浄水に利用、LED照明や人感センサー照明、夜間電力を活用する冷水蓄熱式空調システムなどを取り入れている。これらの導入によりCO2排出量を年間約180トン削減する効果を見込んでいるという。

 なお、同日、同ビルを含む同エリアの商業施設および第一交通広場(戸塚西口バスセンター、タクシー乗降場など)一帯の再開発事業「戸塚駅西口再開発事業第一期」の竣工式が執り行われた。
 竣工式の主催者あいさつにおいて、東急不動産(株)代表取締役社長の金指 潔氏は「東急グループの渋谷や蒲田でのノウハウを生かしつつ、地域に密着して運営を行ない、同施設がにぎわいの拠点となるよう貢献したい」などと述べた。


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