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「借家住まいの高齢者男性一人暮らし」の社会的孤立を懸念。高齢者の社会的孤立に関するレポートで/ニッセイ基礎研

 (株)ニッセイ基礎研究所はこのほど、レポート「ジェロントロジー ジャーナル」を発表した。

 高齢者の社会的孤立について、同社主任研究員の土堤内昭雄氏がまとめたもの。
 世帯構造の変化や希薄化するコミュニティの現状から、一人暮らし高齢者の孤立する生活実態を明らかにし、孤立社会から脱却するための解決策について考えるのが目的。

 同じ高齢者といってもその世帯構造が社会的孤立状況と深く関わっており、借家住まいの一人暮らし、とりわけ男性がもっとも社会的孤立が懸念される高齢者像として浮かび上がってくると指摘。

 また、社会とのつながりの希薄化が高齢期のQOL(生活の質)に大きな影響を与えていること、高齢者の地域の居場所づくりにはさまざまな人や地域とのつながりをつくり出すコミュニケーション能力の涵養が必要なこと、地域に計画的に配置された公園は地域の人々のつながりをつくりだす公共空間として活用が注目されること、などについて、言及している。

 詳細は、同社ホームページを参照のこと。


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