国土交通省は7日、「KOウォール」を用いた外壁が、耐火構造仕様に適合していないと発表した。
同省は、鹿島建設(株)や岐阜折版工業(株)等が共同で開発した「KOウォール」を用いた外壁について、同省への通報にもとづき調査を実施。同外壁が、既存外壁の耐火構造における認定品の一部を用いて開発されたものであり、耐火構造の仕様に適合しないことが判明した。なお、同製品の使用物件数は7物件。
同省は、鹿島建設らへ原因を究明し、再発防止策を検討して報告するよう指示。また、建築基準法への適合性の確認を行ない、不適合のものについて改修等の対策を講じること、もしくは販売仕様の性能確認を行なうよう求めた。
同省においては、防耐火関連の構造方法等に関する認定について、サンプル調査を引続き実施していく方針。