(社)住宅生産団体連合会はこのほど、小学校との景観まちづくり活動の成果として雑誌「真鶴BOOK-真鶴一番のお気に入り場所-」を発行した。
同雑誌は、筑波大学大学院准教授渡 和由氏の協力のもと、同連合会まちなみ環境委員会の分科会「まちな・み力創出研究会」が神奈川県足柄下郡真鶴町立まなづる小学校における景観まちづくり活動成果をとりまとめたもの。
なお、同取組みは、国土交通省平成21年度「住まい・まちづくり担い手事業(長期優良住宅等推進環境整備事業)」の助成を受けている。
この景観まちづくり活動は、次世代の担い手である子供たちに、地域の景観について考えてもらうことで、将来のまちづくりの担い手を育てることが目的。具体的には、まなづる小学校5年生自動を主体に、総合学習のカリキュラムにおいて1年間にわたり約47時間の授業を実施した。
雑誌「真鶴BOOK」は、1学期と2学期の授業内容と、ワークショップの活動をまとめたもの。第1部は、「僕たち・私たちのお気に入りの真鶴を探そう!」、第2部は「真鶴のはたらきマンに聞こう!」となっている。
なお、同活動で大人も子供もまちについての新しい発見があり、意識の変化が生じたことが報告されていることから、今後も同雑誌を活用し、次世代の担い手育成に向けた普及啓発活動を実施していく考え。