三井不動産（株）は16日、商業施設「銀座トレシャス」（東京都中央区）をオープンする。オープンに先立ち15日、報道関係者に公開した。
同施設は、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅徒歩1分、同銀座線「銀座」駅徒歩4分に立地。敷地面積約580平方メートル、地上12階地下2階建て、延床面積約7,200平方メートル、店舗数18の商業ビル。1755年創業の老舗呉服店・（株）越後屋のビルを、2007年8月から建替えしていたもの。三井不動産は、越後屋からビル建替えプロジェクトのディベロップマネジメントを受託。施設完成後、越後屋から商業施設部分を一括借り上げし転貸、運営管理を行なっていく。
施設名「銀座トレシャス」は、「PRECIOUS＝上質な」、「DELICIOUS＝おいしい」、「GRACIOUS＝親切で丁寧な」という3つ（TRE）の意を込めたもの。メインターゲットである「20代～30代の好感度な女性」の感性を満たすようなテナントを厳選した。
岐阜の飛騨牛専門店「飛騨牛一頭家 銀座 馬喰一代」、渋谷で人気のカフェ「SUZU CAFE」など、銀座初出店が10店。出産も可能な女性医療施設「ジュノ ウィミンズ・ウェルネス銀座産院・銀座健康院」も開業する。飲食施設は、銀座エリアにありながら、客単価をランチ1,000円、ディナー2,500～3,500円と、リーズナブルに設定している店が多かった。
また今夏には、イタリアのラグジュアリ・ブランド「ミュウミュウ」が国内最大級の路面店をオープンするほか、南麻布のイタリアンレストラン「アロマフレスカ」が本店を移転、「アロマフレスカ銀座」としてオープンする。
なお、旧越後屋ビル屋上に設置されていた「銀座稲荷社」は、そのまま新ビルの屋上に鎮座した。